快適な光回線の速さはどれくらい?
目安と計測方法を解説

更新日:2023-10-27

快適にインターネットを利用するため光回線を契約したものの、思ったよりも速度が遅いと感じることはないでしょうか。 光回線の速さは最大1Gbpsのサービスが一般的ですが、本当にそれだけの速度が出ているのか疑問に思うことがあるかもしれません。 また、快適な速度の目安はどれくらいなのか、知りたいという人もいるでしょう。
この記事では、快適なインターネットの速さの目安や計測方法のほか、速度が遅いときの対策について解説します。

インターネットの速さとは?

まずは、インターネットの速さとは何を指しているのかを、簡単に理解しておきましょう。
インターネット回線には上りと下りがあり、それぞれ速度や役割が異なります。上りの速度は、データをアップロードするときの速さです。 何かのファイルをサーバーにアップロードするときだけでなく、メール送信やブログの投稿、動画の投稿などに影響します。

下りの速度はデータをダウンロードするときの速さです。 ウェブサイトを閲覧しているときはテキストや画像をダウンロードしていますし、動画を視聴したり、オンラインゲームをしたりするときなども、データをダウンロードしています。 なかなかウェブサイトが表示されなかったり、動画視聴中に止まってしまったりする場合は、下りの速度が遅い状況といえます。

インターネット回線の速さの単位

上り下りとも、インターネットの速さを表す際には、bps(bits per second:ビーピーエス)という単位を使います。 bpsとは、1秒間に何ビットのデータを送れるかを意味しており、さらにデータ量の大きさによってGbps(ギガビーピーエス)、Mbps(メガビーピーエス)、kbps(キロビーピーエス)と表記が変わります。 それぞれのデータ量については下記のとおりです。

■ インターネットの速さの単位

単位 換算
kbps 1kbps=1,000bps
Mbps 1Mbps=1,000kbps=1,000,000bps
Gbps 1Gbps=1,000Mbps=1,000,000kbps=1,000,000,000bps

なお、光回線の速さは下りで最大1Gbpsをうたっていることが多いのですが、インターネットの速さはベストエフォート型のため、必ずしも1Gbpsの速さでインターネットが使えるわけではありません。
ベストエフォート型で提示されている速さは技術上の最大速度を示しており、実際のインターネットの速度は端末やルーターのスペック、回線の混雑具合など、さまざまな要素から影響を受けます。

数字が大きければ速いというある程度の目安にはなりますが、その速さでインターネットを利用できるわけではないことを理解しておきましょう。

オンラインゲームをするならPing値が低いと快適

インターネット回線の数値としては、レスポンス速度を表すPing(Packet Internet Groper)値もあります。
Pingとは、通信相手の機器にデータを送って返ってくることを確認し、接続されているかを判断するプログラムのこと。データ送信してから返信までにかかった時間を表したのがPing値で、単位はms(ミリ秒)です。数値が低ければ反応が速く、タイムラグが少ないということになります。
Ping値は35ms以下だと速いとされており、オンラインゲームをするなら35ms以下の回線を使用することをおすすめします。

快適な速度の目安

快適にインターネットを利用できる速度の目安はどれくらいなのでしょうか。 一般的には、速度が100Mbpsあれば十分快適だといえますが、インターネットを利用して何をするかによって快適な速度の目安は異なります。 ここからは、上りと下りに分けて、快適な速度の目安について解説します。

快適な上り速度の目安

データをアップロードする上りの場合、メールを送信したり、SNSで投稿したりする程度であれば、1Mbpsの速度があれば十分です。 メールやSNSでアップロードするのは主にテキストになるため、データ容量もそれほど多くはありません。
ただし、動画のように容量の多いデータを投稿する場合は、10Mbps程度の速度が必要になります。 データの容量によっても異なりますが、あまりに速度が遅いと投稿するまでに時間がかかったり、投稿できなかったりして、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

快適な下り速度の目安

データをダウンロードする下りの場合、メールの受信程度であれば、1Mbps未満でも問題ありません。 ウェブサイトの閲覧には10Mbpsあれば十分快適ですが、動画を視聴する場合は20Mbps程度の速度がないと快適とはいえないでしょう。
オンラインゲームをする場合は、やりとりをするデータ量が多いため、快適だと感じるには最低でも30Mbpsの速度が必要になります。

インターネット回線の速度を測る方法は?

インターネット回線がどれくらいの速度なのかは、ウェブ上で簡単に測ることができます。 「インターネット速度テスト」で検索すれば、インターネットの速度テストができるウェブサイトが出てきますので、試してみるといいでしょう。

ただし、テストの結果は時間帯や接続の環境によっても変わるため、いつも同じ結果になるわけではありません。 テストの種類によっても多少変わることもあるため、測定した速度はあくまでも参考だと考えてください。

光回線の速度が遅いときの対策

光回線の速度が遅い場合には、いくつか対策を行うことで改善される場合があります。 下記を試して、改善されるかどうかを確認してみてください。

光回線の速度が遅いときの主な対策

  • ルーターやモデムを再起動する
  • LANケーブルを変える
  • 周波数帯を変える
  • 快適な光回線に乗り換える

ルーターやモデムを再起動する

光回線の速度が遅いときは、ルーターやモデムに問題があることが考えられます。 電源を切って再起動してみると、設定がリセットされて速度が改善されることもあります。

ルーターやモデムを再起動する前には、そもそも配線がゆるんでいたり接続されていなかったりしないかを確認し、電源を切ってください。 電源を切って10秒程待ったら、再度電源を入れてルーターを起動させます。
その後、パソコンなどの端末を起動して速度が改善されているかを確認しましょう。改善されなければ、ルーターやモデム以外の原因が考えられます。

LANケーブルを変える

光回線の速度が遅いときの対策として、有線接続であればLANケーブルを変えるという方法もあります。
古いLANケーブルを使っていて回線が遅いと感じたら、高速通信に対応していない規格のLANケーブルを使用しているかもしれません。 LANケーブルには、「CAT5」「CAT5e」「CAT6」「CAT6a」「CAT7」「CAT8」などの規格がありますが、1Gbpsの通信速度に対応できるのは「CAT5e」以上の規格です。

それぞれ通信速度は異なりますが、家庭で使用する場合は「CAT5e」であれば十分です。オンラインゲームなど大容量のデータをやりとりする場合は、「CAT7」を選ぶといいでしょう。 「CAT8」は最も通信速度の速いLANケーブルですが、その速度に対応するプロバイダは現時点ではなく、ケーブル自体も高価なため、家庭での使用には適していません。

周波数帯を変える

周波数帯を変更することも、光回線の速度が遅いときの対策として考えられます。無線LANルーターで多く使われている周波数帯は2.4GHzですが、これは多くの家電製品でも使われている周波数帯です。 特に、電子レンジは使用しているときに強い電波を発するため、ルーターなどと干渉しないように周波数帯を5GHzに変更するといいでしょう。 5GHzはWi-Fi専用の周波数帯なので、2.4GHzのようにほかの家電と干渉することはありません。

なお、2.4GHzでは電子レンジなどの家電製品のほかに、Bluetooth接続のスピーカーやマウスなどと干渉することもあります。
また、5GHzでも速度が改善されない場合は、電子レンジなどの家電製品から離れたところにルーターを移動させるなどの対策をしてみてください。

快適な光回線に乗り換える

ルーターの再起動やLANケーブルの変更、周波数帯の変更などを行っても光回線の速度が変わらないようであれば、別の光回線に乗り換えるという選択肢もあります。
マンションなどの集合住宅では、同じ光回線を複数の部屋で共有することが一般的です。集合住宅までは光回線であっても、そこから電話回線やLANケーブルで各部屋に引き込む場合は、そもそもの速度が遅くなったり混雑したりするため、各部屋での通信速度が遅くなることがあります。

一方、各部屋まで光配線を引き込むFTTH方式の場合は、速く安定した通信が可能です。 いろいろな対策を行ってみてもインターネットの速度が改善しなければ、FTTH方式の光回線に乗り換えることを検討してみてください。

九州の光回線ならBBIQがおすすめ!

世界最大規模の調査・コンサルティング会社、J.D. パワーの固定インターネット顧客満足度調査において、「お客さま満足度9年連続No.1(九州エリア)」に選ばれたBBIQは、独自の光インターネット回線を持つ回線事業者であり、プロバイダーのサービスも一体化。「1ギガコース」「10ギガコース」も提供しており、工事や契約の相談がスムーズです。

BBIQ光 1ギガ 10ギガコース

独自の光回線を持つBBIQの「1ギガコース」「10ギガコース」なら、大容量のオンラインゲームや大人数の同時接続でも安定した環境でインターネットが利用できます。また、乗り換え時の新規工事も、標準工事費相当割で43,560円が実質無料に。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)格付けベンチマークで最高評価「三つ星」を獲得するなど、サポートも充実しています。料金プランは「10ギガコース」「1ギガコース」だけでなく、「6Gコース」もニーズに合わせて選べます。

なお、BBIQ「10ギガコース」の提供エリアは、福岡県、長崎県、宮崎県、熊本県御船町と順次拡大中です。光回線は、ぜひBBIQ光をご検討ください。
※提供エリア内であっても、建物の構造や距離などの制約、また弊社の設備状況等によりサービスをご提供できない場合がございます。

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

では、光回線の1G(ギガ)コースがおすすめの人はどのような人なのでしょうか?インターネットの利用状況が下記のような人は、1G(ギガ)コースを選ぶといいでしょう。

インターネットは動画が快適に見られればいい人

光回線1G(ギガ)コースなら、インターネットの動画サービスが快適に利用できます。前述したように、オンラインでの動画視聴は100Mbps~500Mbpsの通信速度を確保できれば安心です。1Gbpsは1,000Mbpsのため、1G(ギガ)コースであれば4K動画なども快適に見ることができます。

通信費を安く抑えたい人

光回線1G(ギガ)コースは、多くのインターネット回線事業者が提供しているため競合が多いサービスです。そのため安価な料金設定になっていることが多く、通信費を安く抑えたい人におすすめのコースです。また、電気やガス、スマートフォンとのセット割などもあるため、より節約したい人はこれらも検討してみてもいいでしょう。

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

高画質な動画やオンラインゲームを楽しみたい人

オンライン上でゲームをしたり、会議をしたりすることが多く、とにかく最速のネット環境にしたい人は光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。遅延を最小限にできるため、一瞬の操作で勝敗が決まる格闘ゲームなどでも快適に楽しむことができるでしょう。
また、4K動画は1G(ギガ)コースでも十分快適に楽しめますが、オフラインで4K動画を楽しむためにダウンロードする場合は、かなりの時間を要します。4K動画をダウンロードして、オフラインで見ることが多い人は、10G(ギガ)コースをおすすめします。

複数人で同時接続が多い家庭

家族など、同じ住居にいる複数人でインターネットを使っている場合は、光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。また、光回線はWi-Fiでも利用可能なため、別々の部屋でも快適に利用できるでしょう。

1G(ギガ)コースが遅く感じる人

1G(ギガ)のコースを使っていて、通信速度に不満がある人は、10G(ギガ)コースに変更することをおすすめします。ただし、10G(ギガ)の通信速度はあくまで理論上の数値のため、周辺環境によって異なる場合があるので、注意が必要です。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。
そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

page_top

インターネット回線BBIQの特長は? 月額料金がスグわかる料金シミュレーション