Vol.7 高マグネシウム食材を活用しよう

 早いもので2020年もあとわずかとなりました。今年はコロナ禍で皆様も大変な一年だったことと思います。いよいよ本格的に寒くなり、インフルエンザなども流行り出す季節です。寒くなると免疫力が下がります。免疫力を高めるためには細胞の活性化が大切ですが、細胞が元気に活動する体温は36.5度以上だと言われています。入浴などで体を温めたり、ねぎ、にんにく、生姜など体を温める食材を取り入れて、さらに細胞を活性化させるとよいですね。

 人間の体は約60兆個の細胞から成り立っています。ひとつひとつの細胞が正しく働いていれば、実年齢以上に老け込むことも病気になることもないでしょう。細胞が正しく働くための環境を整えるためには何をどのように食べるか、食べないかです。毎日の食事の選択とその食べ方によって、人生100年時代を生き生きと過ごせるかどうかが変わってきます。

 さてこの秋に、ずっと受けたいと思っていた京都の杏林予防医学研究所アカデミーの中級講座を受講してきました。杏林予防医学研究所アカデミー所長の山田豊文先生がいつも仰っているのは、現代人はミネラル不足だということ。そのミネラルの中で特に重要なのはマグネシウムです。マグネシウムには、筋肉の動きの調節、血圧や血糖値の安定、疲労回復のサポート、イライラを抑えるといった働きがあり、骨や血管を強くします。体のあらゆる機能を司るマグネシウムが不足すると、筋肉のけいれんや心筋梗塞、高血圧や糖尿病、情緒不安定など、心にも体にもさまざまな悪影響が起こります。常日頃から高マグネシウム食を実践したいですね。そこでマグネシウムがたくさん含まれている食材ベスト5をご紹介します。

 おすすめ第1位は玄米です。ただ玄米は浸水や炊飯が難しいため、私は栄養価が玄米に近い3分付き米をおすすめしています。分付き米は周りを削っているため、白米と同じように炊飯できます。次に、大豆、わかめ、ほうれん草、アーモンド。大豆は煮豆や豆腐、納豆、豆乳、きなこ、味噌などさまざまな製品があるので、取り入れやすいですね。わかめは海のミネラル分を吸収したミネラルの宝庫です。味噌汁やスープ、サラダ、酢の物、煮物、わかめごはんなど手軽に取り入れられます。ほうれん草は同じ青菜類の小松菜やモロヘイヤ、つるむらさき、空芯菜などでも大丈夫。ぜひ活用してください。また種子類の中で特に高マグネシウムなのがアーモンドです。小腹が空いた時やおやつに取り入れてもよいですね。食べるほどに体の中から若返る高マグネシウム食材を、ぜひ毎日の食事で積極的に取り入れて頂ければと思います。


食育プロデューサーの石橋さとこ

プロフィール
食育プロデューサー。一般社団法人The Organic Days 代表理事。“Food・Health・Education”をテーマに、イベントや講演会を多数企画。オーガニックハーブティーなどオーガニック商品のプロデュースも手がけ、子供たちの食を考える「ふくおか食育の会」の代表も務める。またオーガニック食材を日常のものにするために2019年の秋より福岡・天神にて「福岡オーガニックマルシェ」をプロデュース、好評を博す。持続可能な社会を目指す取り組みの1つとして「オーガニック」の普及を地元企業と連携して進めながら、学校給食でもより安心安全な食材を使用できるよう活動を続けている。
https://sola-organic.com/

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