Vo.2 お米を食べる

皆さんは1日にお米をどれくらい食べますか?
最近は糖質制限ダイエットが流行っており炭水化物は太る原因だとか言われていますが、私は白いパン、白いご飯など、白い穀物は極力食べないようにしています。過度に精製された穀物は、ビタミンやミネラルが削ぎ落とされてしまっているからです。わが家ではお米は3分付きにしたものを食べています。3分付きはまわりを3割削ったもので、玄米に近い栄養素を残したまま白米と同じように炊飯できます。玄米もたまにいただきますが浸水時間や炊き方が難しく、気を使わなくて済む3分付き米だと楽です。

白い米と書いて「カス」と読みますが、白米には大切な栄養素が残っていません。糖質を代謝するためにはビタミンやミネラルが必要なのですが、過度に精製された穀物を食べると糖が代謝されずに余ってしまいます。これが太る原因です。糖質制限ダイエットでも、リバウンドや体調を壊す方が多いと聞きます。糖質制限では炭水化物をあたかも悪者のようにあつかっていますが、炭水化物・糖は脳や体の大切なエネルギー元となるものなので、しっかり食べて欲しいと思います。

実は健康という言葉には深い意味があります。健やかであるためには人は自身で建っていなければならず、そのためには“康”が必要だ、ということを表しています。康とは穀物の硬い殻のことで、米で言えば玄米の外側の部分。小麦なら精白する時に捨ててしまう胚芽を含んだ殻の部分です。その部分を捨てずに食べれば健康になれるということなのです。漢字はいろいろな意味があって作られています。面白いですね。

さらに穀物と一緒に食べると良いものが豆類です。穀物と豆との組み合わせは世界中に無数にあります。日本においても私たちの主食であるお米と豆には、ご飯とみそ汁、ご飯と納豆、赤飯、ぼた餅など、古来から食べられてきた組み合わせがあります。先人たちはこの組み合わせのすばらしさを感覚的に感じていたのでしょうか。豆に含まれる栄養素が穀物に含まれる糖の代謝を助けてくれるということも、この組み合わせの良いところです。未精製の穀物と豆との食べ合わせは、健康的な食生活の土台となります。日々の食事の主食をお米にすると日本の自給率アップにも貢献できますし、誰もが簡単にできることですのでぜひ取り入れてみませんか?

食育プロデューサーの石橋さとこ

プロフィール
食育プロデューサー。一般社団法人The Organic Days 代表理事。“Food・Health・Education”をテーマに、イベントや講演会を多数企画。オーガニックハーブティーなどオーガニック商品のプロデュースも手がけ、子供たちの食を考える「ふくおか食育の会」の代表も務める。またオーガニック食材を日常のものにするために2019年の秋より福岡・天神にて「福岡オーガニックマルシェ」をプロデュース、好評を博す。持続可能な社会を目指す取り組みの1つとして「オーガニック」の普及を地元企業と連携して進めながら、学校給食でもより安心安全な食材を使用できるよう活動を続けている。
https://sola-organic.com/

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