Vol.7 お部屋に飾りたくなる!
手づくりのクリスマスリース

手づくりのクリスマスリース

モミの木やサツマスギ(ヒムロスギ)、公園でよく見かけるヒバの木などをベースとしたクリスマスリースをつくってみましょう!
サツマスギやヒバは日焼けしやすいので(環境にもよりますが緑色を保てる状態は3ヶ月ほど)、茶色に変化するのを好まない人は、モミ・ユーカリ・ネズ・ブルーアイスなどを使ってくださいね。

【 準備するもの 】

★リースのベースとなるグリーンの部分。

モミの木・ブルーアイス・ユーカリ(実が付いていれば、よりかわいくなる!)・ヒバ(またはヒノキ)・サツマスギ(ヒムロスギ) 今回はこれらの花材でつくりましたが、自分の好きな花材を選んでつくればOK!

★リースの飾りとなる部分。

ブルニア・ばらの実・野ばらの実・山帰来(サンキライ)・月桃(ゲットウ)・唐辛子・松ぼっくり・八角・綿花・ドライフルーツのオレンジ(今回は不使用)

★他に

  • ・花バサミ
  • ・リースワイヤー
  • ・リースベース (小さすぎるとつくりにくいので直径18〜20cmの大きさがオススメ)
  • ・ワイヤーを切るペンチ
  • ・手芸用のワイヤー(24番または26番)もしくはグルーガン

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイス

リースベースは、木のツルやわらを束ねてつくることもできる。市販のリースを使う場合は、そのまま使うと完成した時に厚みが増してしまうので、厚みを減らすために間引いて使用するとちょうどよい仕上がりになるので試してみよう!

Lesson1 始点を決めて、ワイヤーを巻くLesson1 始点を決めて、ワイヤーを巻く

Lesson1 始点を決めて、ワイヤーを巻く

リースのどこか1か所にリースワイヤーをねじりながら巻いて固定します(その部分が始点になります)。

ねじりながら巻いて固定

このようにしてくださいね↓(この時、ワイヤーは切らないようにしてください)。

ねじりながら巻いて固定

Lesson2 リースに花材を巻いていく

Lesson2 リースに花材を巻いていく

いろいろな長さにカットしたグリーンの花材を、

グリーンの花材

Lesson1のワイヤー部分(始点)に2〜3個束ねた状態で置き、根本をワイヤーで2回ほど巻いて固定します。「この時、奥側へ押し出すようにしてワイヤーを巻くと力が入りやすいんですよ!」と栗山さん。

ワイヤーを巻くと力が入りやすい

2回巻き終わったら、花材をまた同じ方向に置いてこの作業を繰り返していきます。リースの1/3ほどを目指しましょう。花材は、リースの上だけでなく横や内側にものせてくださいね!

この時、リースの後ろ部分はこのようになっていますが↓

リースの後ろ部分はこのようになっています

後ろがこの状態だといやだな、という人は後ろにも花材を置いて巻いてください(壁掛けする場合は後ろが見えないので、この状態でOK!)。

リースの1/3あたりまでグリーンの花材を巻いたら、ここで少し飾りを入れていきます。
栗山さんが手に取ったのは、山帰来。グリーンの花材の上に置いて、一緒にワイヤーで巻いていきます。どこに置こう? と考え込むのではなく、“この辺りに置いたらかわいいかなぁ?”ぐらいの感覚で進めると良いのだそうです!

“この辺りに置いたらかわいいかなぁ?”ぐらいの感覚で進める

「このままでも十分にかわいい!」と栗山さんに伝えたら「冬素材のリボンを巻いてバッグ風にしてもステキですよ〜」とアレンジしたのがコチラ↓

冬素材のリボンを巻いてバッグ風にしてもステキですよ〜

とても華やかになりました!

さて、始点を目指して花材を巻き続けていきます。始点に着いたら(一周巻き終わったら)ワイヤーを少し長めに残してカット。↓

ワイヤーを少し長めに残してカット

リースとLesson1で巻いたワイヤーの部分(始点)の間に、カットしたワイヤーの先を通します↓。2回繰り返すことで頑丈になりますよ!

2回繰り返すことで頑丈に

余ったワイヤーをカットしたら、ベースの完成です

余ったワイヤーをカットしたら、ベースの完成

Lesson3 飾りつけをする

Lesson3 飾りつけをする

このまま飾っても十分にかわいいですが、クリスマスらしくデコレーションをしていきましょう! まず、最初に選んだのは松ぼっくり。

グルーガンを使うとすぐにくっついて簡単なのですが、固定した後でも向きを変えられるようにしたいので、今回はワイヤーを使って固定します。上から半分〜2/3のあたりの松傘が開いている部分に手芸用のワイヤーをひっかけて

手芸用のワイヤーをひっかけて

松ぼっくりの頭の上の部分で2〜3回ほどねじりましょう。

2〜3回ほどねじりましょう

こんな状態になればOK!↓

こんな状態になればOK

これをリースに巻き付けていきます。

今回は用意したドライフルーツを使用しませんでしたが、ドライフルーツを使う場合はグルーガンがオススメです。
※綿花の場合は、グルーガンよりもワイヤーの方が頑丈で外れにくくなります。茎にワイヤーを付けて松ぼっくりと同じように作業しましょう!

綿花の場合は、グルーガンよりもワイヤーの方が頑丈で外れにくくなります

綿花の場合は、グルーガンよりもワイヤーの方が頑丈で外れにくくなります

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイス

グルーガンは100円ショップで購入可。ただし100円ショップのグルーガンは低温タイプで粘着力はやや弱めなので、可能であれば高温タイプのグルーガンがオススメ

ゴールドにスプレーした松ぼっくりは、グルーガンで付けて…。

ゴールドにスプレーした松ぼっくりは、グルーガンで付けて…

ゴールドにスプレーした松ぼっくりは、グルーガンで付けて…

完成しました!

余ったワイヤーをカットしたら、ベースの完成

余ったワイヤーをカットしたら、ベースの完成です!

ネコジャラシをメインに赤い実を所々置いてもかわいくできるそうですよ

ネコジャラシをメインに赤い実を所々置いてもかわいくできるそうですよ! クリスマスのシーズンが終わったら、冬のリース、春のリースと季節ごとのリースをつくると面白そう。
インテリアにもなるリースづくりをご家庭で楽しんでくださいね!

栗山紗智子さん
小売りの花屋、繁華街の夜の花屋、ブライダル専門の式場装花を経験した後、一般的な「花屋」という概念にとらわれない店をしたいと思い「l'atelier bois」を開業。現在はアトリエを営みながら、ドライフラワーのオーダーメイド制作、フラワーレッスン、フラワーコーディネートなどを行なっている。

栗山紗智子さん