Vol.19 宮崎県・絶対行きたいチキン南蛮の店

郷土料理って、なんとなく家庭でいただくイメージがありませんか? チキン南蛮も宮崎では家庭料理かと思っていたのですが、どうやら県民の人たちは家庭よりも(?)外食でいただく機会が多いようです。さて、真相はいかに!? 今月はみんなが愛してやまないチキン南蛮にフォーカス! お店選びの参考にしてくださいね。

※記事は2021年11月12日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
表記の金額はすべて税込価格となります。

チキン南蛮にアフタヌーンティーも! 一ツ葉にある「赤ずきん」


『チキン南蛮(ライス付き)1100円』。プラス580円で冷汁を追加できるが『冷汁とチキン南蛮』だと1280円でかなりオトクにいただける!

性ある飲食店が並ぶ、一葉(ひとつば)稲荷神社エリア。その一画にあるのが、圧倒的な知名度を誇るチキン南蛮の名店「赤ずきん」だ。ボリュームのある一枚肉にナイフを入れると、その柔らかさに胸が高鳴る。お目当てのタルタルソースをたっぷり添えて頬張ると、控えめで丸みがある甘酢から料理の繊細さが伝わってきた。店主によると、甘酢に4〜5種類の野菜と数種類の香辛料を加えることで味に奥行きが生まれ、主張しすぎない絶妙な仕上がりになるという。


父は厨房で腕を振るい、息子はパティシエとしてスイーツづくりを中心に調理や接客を担当するなど親子で切り盛りしている

丹念な手作業は、タルタルソースに欠かせない手づくりマヨネーズからも感じることができる。このマヨネーズは、すべてが調和しているチキン南蛮よりも、隣の添えられたマカロニサラダをいただいた時に、違いがはっきりとわかった。後口がサラッとしていて、尖っているところがどこにもなく、マイルドなのだ。千切りキャベツの上にかかったドレッシングは、醤油ベースの味わい。1つの皿でそれぞれ違う味を楽しめる細かな工夫は、料理に対する愛情の強さの印。


アフタヌーンティーのメニュー(コーヒーまたは紅茶はお替わり自由)は季節によって内容が変わるので、どんなスイーツに会えるか毎回楽しみだ!

そして、もう1つ注目したいポイントが! それが、メインをチキン南蛮、ハンバーグ、ローストポークから選べる『アフタヌーンティー ランチセット(1980円)』だ。ワンプレートランチに、3段のアフタヌーンティーが付いた欲張りなメニューで、注文できるのはランチタイムのみ。カフェタイムでは、食事なしのアフタヌーンティーを楽しめる。今年の12/31は15時まで、来年は元旦から営業予定なので、県外の人は年末年始のお休みを利用して出かけよう!

「森のレストラン 赤ずきん」

0985-22-7707

宮崎市新別府町前浜1401-194
ランチタイム_11:00〜O.S.15:00、
カフェタイム_15:00〜17:00(アフタヌーンティーはO.S.16:00)
水曜休
https://www.instagram.com/restaurant_akazukin/
アクセス_宮崎交通バス「イオンモール宮崎」バス停から徒歩5分、「一ツ葉神社前」バス停の目の前

選べる楽しいサービスに大満足! 大塚にある「クレイトンハウス」


「4種のソース」とは、タルタルソースをベースとした白(プレーン)・梅・粒マスタード・チリチーズペッパー味で、1皿で4つの味をいただける!

ラス張りの店内は、カフェのようなやさしい雰囲気に包まれている。見渡すと、食事を楽しんでいる女性の一人客や、学校帰りにお茶している学生たちの姿が見えた。時間帯に関係なく立ち寄れるカジュアルさも愛されるゆえんなのだろう。メニュー表を開くと、チキン南蛮の種類の多さに目が留まった。定番の13種に加えて月替わりの商品もあり、どれを選ぼうか本気で悩んでしまう。まずはいろいろ楽しもうと、4種のソースがかかった『チキン新4種南蛮』を注文した。


「Lunch」か「Teishoku」を注文すると、プラス220円でごはんorパンを「焼きドライカレー」「おしんこピラフ」などに変更できる

肉汁あふるる若鶏は旨味が強く、しなやかでなめらか。噛むたびに、口の中は喜びでいっぱいになる! そしてお目当てのソースはというと、タルタル好きにはたまらない“食べるソース”だ。タルタルを食べている〜! という満足感が一気に押し寄せ、酸味と甘さがしっかりと効いた肉との相性が抜群! それにしても、「クレイトンハウス」の企業努力には脱帽してしまう。現在、店で提供しているソースは8種類あるが、ストックは100種類ほどあり、肉質や季節によって使い分けているそう。


今回ご紹介した『チキン新4種南蛮』は、単品ではなく、22時まで注文できる「Lunch」のメニューの1つ(ごはんorパン、スープ、ケーキセットが付いて1518円 ※平日14時までは1408円)

パンはプラス料金なしでガーリックトーストを選べるなど、魅力あるサービスに「あれも食べたい」「これも食べたい」と心が躍りっぱなし! パティシエがつくる別腹デザートも充実していて、11月は洋梨のタルトが月替わりスイーツとして登場している。サクッとくちどけのよいタルト生地とみずみずしい洋梨、鮮度の良いカスタードが生み出すハーモニーと言ったら…。甘くてホッとするバニラビーンズの香りも一体となって、食後のひとときを華やかに彩ってくれる。

「クレイトンハウス 大塚店」

0985-52-8020

宮崎市大塚町宮田3003
11:00〜23:00(O.S.22:00)
無休
http://www.craighton-house.com
アクセス_宮崎交通バス「大塚町」バス停から徒歩約3分、
「下大塚」バス停から徒歩約5分

イタリアンを取り入れた旨さは格別! 船塚の「マルヘイノトナリ」


ピザやパスタを食べながら焼鳥をつつく…だなんて、想像するだけでヨダレが出そうな贅沢さ! 丸平で焼いた鶏を使ってつくる『丸平の地鶏でゆずごしょうスパゲティ(1210円)』は両店の特長を生かした人気の一品

ャッチーな屋号に「ん?」と気になり、店の前に立つと、右となりには「やきとり丸平」の文字が!? 東京でのイタリアン修行を経て、地元・宮崎に戻って来たシェフは、思いもよらぬ偶然が重なり、なんと両親の店の横に出店することに! せっかくなら地の利を活かそうと、店と店の間の壁に“小窓”を設け、店内ではイタリアンだけでなく、丸平でつくった料理も小窓からアツアツの状態で届けてくれる(丸平の店内で、シェフの料理を注文するのもOK!)。


ライブ感ある調理音を楽しめるのは、カウンター席ならではの醍醐味! 揚げたての『チキン南蛮(748円)』は香りとともにいただこう

カウンター席で待っていると、鶏を揚げている芳しい香りがふわぁ〜とマスク越しの鼻腔をやさしくくすぐった。そろそろだ! と期待させる高温の弾ける音。「お待たせしました」と運ばれてきたのは、タルタルソースが目を惹くチキン南蛮だ。二度揚げしたというモモ肉は、パリッと音を立てるほど鶏皮が軽やかで、中はふっくら。肉汁がジュワ〜と出てきて、口の中を幸福で満たしていく。そこはかとなくフルーティーで、でも知っている味だと思い、店主に質問をすると


「うちのワインは超一流の品揃えなんです」と店主自慢のボトルも、来店時の楽しみの1つ。小さな子どもがいるファミリーは、靴を脱いで着席できる2階席へ! 広々としたスペースで子ども用のイスもあり、ゆっくりと食事ができる

「甘酢の代わりにバルサミコ酢を使ってアレンジしているんです」と聞いて納得。それにしても、タルタルの繊細なビジュアルに目を奪われる。真っ白な卵の白身に細かく刻んだ大葉と紫玉ねぎが映え、丁寧な包丁捌きから店主の人柄が伝わってくるようだ。また11/15は、秋の定番・狩猟の解禁日! 店内では今年もイノシシやシカなど脂ののったフレッシュなジビエを提供するので、ワインとともに秋の晩餐を楽しもう(ジビエはその日の入荷次第なので要問合せ)。

「Ma・ruheino・tonari(マルヘイノトナリ)」

0985-27-5945

宮崎市船塚1-27
18:00〜O.S.22:00(22:30閉店)
日曜休
https://tabelog.com/miyazaki/A4501/A450101/45006211/
アクセス_宮崎交通バス「公立大学前」バス停のすぐ目の前、
「江平一丁目」バス停から徒歩約5分