今さら聞けないスマホと格安スマホの違い
格安スマホって安いみたいだけど、普通のスマホと何が違うんだろう?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。今回は、普通のスマホ(docomo、au、Softbankなどのキャリアスマホ)と格安スマホを比較して、その違いについて紹介します。
では、早速始めましょう!
ステップ 1格安スマホって何?
普通のスマホでは、月額おおよそ6,000円~1万円程度の支払いをしている人が多いと思いますが、格安スマホに変えると月額が約1,500円程度に抑えることができます(契約のデータプラン、本体代金により変わります)。
なぜそんなに安くなるのでしょう。
普通のスマホ、格安スマホを問わず、スマホには必ずSIM(シム)カードが入っています。このSIMカードをスマホ本体に挿入することで通話や通信をすることができるようになっているんです。
docomo、au、Softbankなどの携帯キャリア以外にも、最近ではQTモバイルや楽天モバイル、イオンモバイルなどたくさんの企業がこのSIMカードを使ったインターネットや通話のサービスを提供しています。
これらの企業は、自社で通信回線を持たずにdocomoやau、Softbankからネットワークを借りて通信サービスを提供しているため、アンテナや回線費用など設備投資のコストカットすることができ、安い料金(格安)でサービスを提供することができています。
つまり、格安スマホとは、スマホ(端末)と格安SIMカードを組み合わせたものなのです。
格安とはいえ、普通のスマホと同じようにLINEやFacebook、InstagramなどのSNSはできますし、YouTubeで動画を観たり音楽を聞くこともできます。
次に格安スマホの特徴について説明します。
ステップ 2格安スマホの特徴
格安スマホへ乗り換える際には事前に注意しておきたい点があります。格安スマホのキホンとして代表的なことを説明します。
月額料金が安い
- 普通のスマホ(docomo、au、Softbankなどのキャリアスマホ)、通常月額は5,000円~1万円以上かかる場合も多いですが、格安スマホでは1,000円台のプランが設定されています。
今の電話番号のまま通話できる
- MNP(番号ポータビリティ)を利用すれば、現在使用している電話番号もそのまま利用できます。
2年縛りがない
- 普通のスマホ(docomo、au、Softbankなどのキャリアスマホ)は契約月から2年未満で解約すると違約金が発生しますが格安スマホには縛りはありません。
その代わりに最低契約年数を設けているケースが多いですが、長いところでも1年、それを過ぎればいつ解約しても違約金はかかりません。
無料通話プランはつかない
- 格安スマホには電話のかけ放題といったプランがなく通話料金も高いため、通話が多い人にとっては逆に高くなってしまう場合もあります(かけ放題プラン等をオプションで用意しているところもあります) 。格安スマホで電話をかけたいときは、LINEやSkypeなどの無料通話アプリなどを使えばOKです。
キャリアメールが使えない
- 格安スマホにすると、「○○○@docomo.ne.jp」「○○○@ezweb.ne.jp」
「○○○@softbank.ne.jp」といったキャリアメールが使えなくなります。これまでキャリアメールで連絡をとってきた人すべてにキャリアメールが使えなくなったことを知らせる必要がありますね。格安スマホでのメールは、「Gmail」や「LINE」を使えばOKです。
初期設定やアップデートは基本的に自分で行う
- 普通のスマホ(docomo、au、Softbankなどのキャリアスマホ)は全国各地に実店舗があるので、プラン変更や修理のことなどを店頭で相談ができますが、格安スマホでは店舗でのアフターサービスを受けられない場合があります。
ちなみに「QTモバイル」では、「福岡天神」「北九州小倉」「鹿児島」「熊本」に実店舗があり、店員と話をしながら相談をすることができます。
LINEのID検索が使えない
- トークや無料通話(※1)といったLINEの基本的な機能は使えますが、「ID検索」と「電話番号検索」は使えません。「友だち」を追加する場合(相手と連絡先を交換したい場合)は、QRコードやふるふる機能を利用する必要があります。
※1:データ通信SIM(SMS機能付き)、または音声通話SIMを要選択
今回は、普通のスマホと格安スマホの違いについてご紹介しました。格安スマホに乗り換えを検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
「教えて!スマホQ&A」では、これからも様々な疑問に答えていきたいと思います。
皆さんからのご質問をお待ちしております。