九州のおでかけ情報 2023.10

今月は熊本県
おかえりなさい!復旧の南阿蘇鉄道に会いに行こう

画像:復旧の南阿蘇鉄道

2016年4月の熊本地震で被災し、一部区間が運休となっていた「南阿蘇鉄道」。2023年7月に待望の全線復旧を果たし、地域の笑顔と活気を運んでいます。今月は、「おかえりなさい!復旧の南阿蘇鉄道に会いに行こう」をテーマに、南阿蘇でぜひ体験したいローカル鉄道に注目していきます。豊かな水源、フォトスポットとして有名な鉄橋など沿線の観光地だけでなく、地域の人びとに愛される各駅も見どころです。また、まるで絵本の世界を再現したような丘の上の美術館もあわせてご紹介します。この秋は、心を震わせる高原の旅へ出かけましょう。

※記事は2023年10月13日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。

阿蘇の自然と地域の温かみに触れる熊本県 南阿蘇村 高森町

目の前に広がる一幅の絵
阿蘇の広大な自然がつくりあげた美しい風景を、開放的な列車から、絵本の世界のような光景の中に静かに佇む美術館で、じっくりと楽しんでみよう。

ゆったりのんびり南阿蘇の魅力に触れる

南阿蘇鉄道

画像:

南阿蘇の大自然に囲まれた風光明媚な鉄道路線、南阿蘇鉄道。沿線には第一白川橋梁(きょうりょう)や日本名水百選「白川水源」など数々の観光スポットが点在し、四季を通じて阿蘇観光には欠かせないローカル色豊かな鉄道として親しまれている。2016年4月の熊本地震で甚大な被害を受け一時は全線運休だったが、2023年7月15日、立野駅〜高森駅間(17.7km)全線での運転を再開。

画像:南阿蘇鉄道

観光列車「トロッコ列車ゆうすげ号」の開放感たっぷりの車内でガイドに耳を傾けながら、ゆったり阿蘇観光に勤しんでみよう。立野ダムの真下からの壮大な光景に始まり、立野峡谷、白川沿いを進み豊かな水の風景を眺めながら、阿蘇カルデラが織りなす雄大な山々の風景を存分に楽しむことができる。所要時間は約1時間。

画像:観光列車「トロッコ列車ゆうすげ号」

「トロッコ列車」は全席指定で、料金(立野〜高森間片道運賃+乗車料金)は大人1,500円、小児1,000円(※小人は、3歳~小学生まで)。11月30日までの土曜・日曜・祝日に運行している。他にも季節に合わせた飾り付けを楽しめるキュートな企画列車も運行しているので、HPなどで情報を確かめてみよう。

画像:高森駅

終着駅で唯一の有人駅が高森駅。駅近隣には「湧水トンネル公園」、名物料理の高森田楽も忘れてはならない。高森駅を拠点に南阿蘇のあたたかい人情と自然に触れてはいかがだろう。

【南阿蘇鉄道 高森駅】
場所 熊本県阿蘇郡高森町大字高森1537-2
時間 5時30分~22時30分
[トロッコ列車発車時刻] 高森駅9時40分発/13時40分発
立野駅11時35分発/15時30分発
お問合せ先 0967-62-0058

広大な自然の中、絵本のような世界が広がる

葉祥明阿蘇美術館

画像:葉祥明阿蘇美術館

「阿蘇ファームランド」「阿蘇みつばち牧場」のすぐ近く、南阿蘇村の美しい丘の上、広い草原に建つ小さな建物。まるで絵本の中に入り込んだよう。熊本出身の絵本作家・画家・詩人である葉祥明氏と、実弟であり館長を務める童話作家・写真家の葉山祥鼎(しょうてい)氏の作品を展示する美術館だ。

画像:葉祥明阿蘇美術館

葉氏の絵本の主人公・犬のジェイクをはじめとした絵本の原画や詩の言葉を展示、作品は季節ごとに入れ替え。また葉山氏が写した阿蘇の写真や「幸せを呼ぶハチ“ブルービー”」の絵本シリーズの原画などを展示している。「ブルービー」は「くまモン」ともコラボする熊本の人気キャラクターで、葉山氏が実際に青い蜂を見た後に、幸せが訪れたことから生み出されたそう。建物の姿も葉氏が描く絵の風景を思わせるこの美術館では、絵を楽しむだけでなく、広々とした草原に設えられた散歩コースもひとつの作品として楽しめる。

画像:葉祥明阿蘇美術館

展示室のドアを開け、綺麗に整備された小路をゆっくりと歩みを進めていけば、四季折々の色彩で表された絵画のような美しい光景が目の前に広がる。丘の上からは遠く有明海までを見渡す。カフェテリアもあるので、絵と阿蘇の雄大な自然に囲まれた癒しのティータイムを過ごしてみては。

画像:葉祥明阿蘇美術館
【葉祥明阿蘇美術館】
場所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5988-20
時間 10時~16時 (入館 15時30分まで)
入館料 大人 500円/ 中高生 300円/小学生 200円
※葉祥明美術館ミュージアムメンバーのカード提示の方は無料
定休日 冬期1月〜3月中旬 火・水曜
お問合せ先 0967-67-2719

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熊本県高森町 明治の風情の中で囲炉裏を囲む

郷土料理 高森田楽保存会

画像:郷土料理 高森田楽保存会
画像:郷土料理 高森田楽保存会
画像:郷土料理 高森田楽保存会

高森の地で鎌倉時代から食されていたという田楽。歴史ある郷土料理だ。

田楽に欠かせない素材が「鶴の子芋」。高森の色見地区でしか育たない里芋の一種、小ぶりで形が鶴に似ている。きめ細やかでまろやかな上品な味が特徴だ。この伝統的な「鶴の子芋」、郷土の食文化を後世に伝えねばならないと、60年以上前に立ち上げられたのが「高森田楽保存会」。当初は秘伝の味噌ダレでいただく「鶴の子芋」田楽だけだったが、後にヤマメの塩焼きなどが加えられ、現在のような高森田楽のメニュー構成となった。高森田楽の元祖である。

明治時代に建てられた古民家の座敷で囲炉裏を囲み、炭火でじっくり炙りあげる高森田楽。基本の「高森田楽コース」は、こんにゃくと野菜、豆腐、鶴の子芋、ヤマメ、生揚げ、とうきびご飯、山菜だんご汁という内容で2,700円。

その他にも単品でニジマスやタケノコの刺身、牛、鶏、豚バラなどの串なども用意。「鶴の子芋」の収穫時期は11月から3月なので(それ以外の時期は里芋を提供)、これからの季節、旬の田楽を楽しめる。囲炉裏中心の炭火で串を炙るので、自分の串の状態が少しわかりづらい。向かいに座る人と、お互いに焼け具合を伝え合い、会話も楽しみながら食事をするのも楽しみの一つ。囲炉裏を囲んで過ごすひと時は、どこか温かい気持ちにさせてくれる。

【郷土料理 高森田楽保存会】
場所 熊本県阿蘇郡高森町上色見2639
時間 11時〜15時(LO14時30分)
定休日 火・水曜(祝日の場合は翌日休み)
※季節の天候により休業する場合もあるので来店前に確認を。
お問合せ先 0967-62-0234

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熊本県南阿蘇村森のオーベルジュで過ごす特別な時間

山小屋 Holahoo南阿蘇の魅力が詰まった薪火料理オーベルジュ

山小屋Holahoo
山小屋Holahoo
山小屋Holahoo

南阿蘇の玄関口、立野から新阿蘇大橋を経て車で10分ほど、南阿蘇のゆったりした緑の森に佇む。オーベルジュとは、宿泊施設を備えたレストランのこと。料理を楽しむことが滞在のメインであるオーベルジュは、その土地ならではの食材を使用した本格的な料理が最大の魅力。

オーナーシェフの小山さんは各地のレストランやホテルでフレンチの腕を磨いてきた。現代の名工に選ばれたフランス料理界の巨匠・上柿元勝氏の下でも修業。10年ほど前に先代から山小屋を引き継ぎ、「南阿蘇でしか味わえない料理を、ゆっくりとした時の流れで楽しんでほしい」という想いのもと、〝大人のためのオーベルジュ〟という現在のスタイルに進化させていった。阿蘇のあか牛やジビエ、川魚、阿蘇で育つ季節野菜や湧水などの素材を使った薫り豊かな薪火料理、阿蘇の魅力が詰まった〝南阿蘇の里山フレンチ〟を存分に味わいたい。

客室は、漆喰の壁と木のぬくもりに包まれたシックで落ち着く空間が4室用意されている。ツイン3部屋とトリプルの屋根裏部屋が1部屋。窓からは陽光に照らされた緑の木々を望め、夜になれば、満天の星が降り注ぐ阿蘇の夜空も楽しめる。レストランだけではない、宿だけではない、オーベルジュだからこそ叶う特別な時間を過ごしてみてはいかが。

【山小屋Holahoo】
場所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4635-6
チェックイン 15時
チェックアウト 10時
お問合せ先 0967-67-2008 (受付時間:9時〜21時)

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アイコン 【熊本県阿蘇郡】
「山小屋 Holahoo」無料宿泊券をペア2組4名さまにプレゼント!

山小屋 Holahoo
山小屋 Holahoo
山小屋 Holahoo
賞品内容 「大きな暖炉の薪火レストランに泊まる(1泊2食付き)」無料宿泊券 ※要予約
夕食は阿蘇の季節のフルコースとなっております。
薪火で焼き上げるあか牛やジビエをお楽しみください。
当選者数 ペア2組 4名さま
応募期間 2023年10月13日(金)~2023年10月30日(月)10:00まで
有効期限 2023年11月1日(水)~2024年4月26日(金)
除外日:年末年始、連休等の特別日(お問合せください)
備考 ※予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨お伝えください。

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山小屋Holahoo お泊りコメント

「山小屋Holahoo」は薪火料理のフレンチをいただけるオーベルジュだ。薪の火を熱源に遠赤外線でじっくりと素材の旨みを丸ごと生かした料理の数々。火加減等、経験と技術が必要だが、そこはシェフの腕の見せどころ。薪に火が点けばディナータイム。阿蘇自慢の旬食材を様々な料理に仕立てた色とりどりの前菜に始まり、こだわりの天然水を使った深い味わいのスープ、阿蘇の綺麗な水で育った川魚(主にマス)、阿蘇のあか牛や鹿などのジビエに舌鼓を打つ。締めはフレンチ仕込みの欧風カレー、食後は産山村のハーブのボタニカルティーや自家焙煎コーヒーでゆったりと。薪の火と煙で素材のおいしさが凝縮された一皿一皿、森の中で過ごすのにふさわしい食事の時間を満喫できる。
朝食は、天然酵母パンに熱々のスープが注がれたスープパンをメインに、スクランブルエッグ、自家燻製ベーコン、新鮮なサラダのプレート。客室はシンプルながらも居心地の良い空間。料理はもちろん南阿蘇の魅力をたっぷりと体感できる施設だ。すぐ近くに、本場・ザルツヴェーデルタイプの手作りバウムクーヘンを提供する姉妹店「カフェ ティッペル」がある。チェックアウト後にでも立ち寄ってみよう。

今回のスポットデータ

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南阿蘇鉄道(高森駅)

熊本県阿蘇郡高森町大字高森1537-2
【TEL】0967-67-2719
(小倉南区役所総務企画課)
https://www.mt-torokko.com/

葉祥明阿蘇高原絵本美術館(ようしょうめいびじゅつかん)

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5988-20
【TEL】0967-67-2719
https://www.yohshomei.com/shimaikan/index.html

郷土料理 高森田楽保存会

熊本県阿蘇郡高森町上色見2639
【TEL】0967-62-0234
https://dengaku-hozonkai.com/

山小屋 Holahoo

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4635-6
【TEL】0967-67-2008
  https://holahoo.com/