九州のおでかけ情報 2023.9

今月は福岡県
涼やかな滝へ、都市部から気軽に行ける避暑

画像:涼やかな滝へ、都市部から気軽に行ける避暑

九州最大級の都市である福岡市、北九州市。いずれも都市部からほど近い距離で豊かな自然に触れられるのも魅力のひとつ。まだまだ暑さが続く9月は、北九州市の菅生の滝と篠栗町の五塔ノ滝に涼を求めてみよう。どちらも市街地から車で1時間かからずに行ける、気軽な避暑スポットだ。本格中華料理の味をテイクアウトでもイートインでも楽しめる中華デリカテッセン、小倉駅にも程近く、歴史と文化と緑に囲まれたホテルもご紹介。

※記事は2023年9月8日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。

四季折々に見せる滝の表情を楽しんで福岡県 北九州市・篠栗町

街から気軽に足をのばして滝で避暑
いずれも駐車場からアクセスしやすい滝。とはいえ足元には十分注意して散策しよう。木々や滝の発するマイナスイオンをしっかり浴びてリラックス。

滝のしぶきと深い緑の中で深呼吸

菅生(すがお)の滝

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福智山を源流に小倉の市街地を流れ、響灘に注ぐ紫川の上流に懸かる滝。道原の国有林地内にあり、一ノ滝から三ノ滝まで3段で落ちる。段瀑最大の一ノ滝は落差30メートルで、市内最大落差を誇る。白銀のような滝から発するマイナスイオンはひんやり、夏でも涼しい。夏は子どもたちの渓流遊び場として、ウォーキングや市民の憩いの場として利用されている。また年間を通して春の桜、夏の緑陰、秋の紅葉と四季折々の美しい自然を満喫できる。

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「菅生」の由来は、欽明天皇(在位539年~571年)の時代、百済の「菅王子」が、この滝の近くに庵を結び、修行や布教に努めたことによる。 また別の伝説によれば、男がある姫に惹かれたが、悲恋の末に滝つぼへ身を投げた。姫は滝の夢にうなされるようになり「白蛇に憑かれているので墨で顔を隠して滝に行きなさい」と古老に助言されたが、水しぶきで顔に塗った墨が落ち素顔があらわになったとたん、白蛇が現れ姫を滝つぼに引きずり込んだ。それからというもの、女性が近づくと化粧が落ち「素顔」になることから「素顔の滝」と呼ばれるようになったとか。

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駐車場から滝までは渓流沿いの遊歩道を歩けば5分から6分程度。途中、不動明王が祀られたお堂などがあり、修験の地であることがわかる。近隣には、「ます淵ダム」、石造二連アーチ橋「春吉の眼鏡橋」などもあり、自然を満喫する1日をたっぷり楽しもう。

【菅生の滝】
場所 福岡県北九州市小倉南区大字道原
時間 なし
料金 なし
定休日 なし
お問合せ先 093-951-1024(小倉南区役所総務企画課)

自然が作った“五重の塔”

五塔ノ滝

画像:五塔ノ滝

福岡市からもアクセスのいい篠栗町。「篠栗耶馬渓」と呼ばれる山あいの遊歩道を、鳴淵ダムを横手に眺めながら北へ歩いてみよう。天気のいい日はダム湖の水面に映る木々の緑も美しい。さわやかな景観を楽しみながらの散策ののち、たどり着けるのが「五塔ノ滝」だ。駐車場があり、車で行くことも可能。

画像:五塔ノ滝

五段に連なる岩石に水が落ちていく様子が五重の塔を思わせるのが、その名の由来という。周辺にも滝があるが、とりわけ水量が多く雄大な自然を感じられるのが五塔ノ滝の特長だ。柵などは設置されておらず、辺り一帯はそのままの自然の風情を存分に感じられる。涼しい滝つぼ近くまで歩いて行けるのも楽しい。ただし足元が滑りやすいため、安全確保には十分に注意しよう。
高さ20mにわたって流れ落ちる滝はダイナミック。しばし水音と、鳥のさえずりや蝉時雨に耳を傾けてみよう。もちろんフォトスポットとしてもおすすめだ。写真撮影が趣味の方は、愛用のカメラを持って出かけてみてはいかがだろう。思い出に残る傑作ショットが撮れるかも。

また五塔ノ滝の手前には篠栗四国八十八ヶ所霊場の第七十番札所「五塔ノ滝観音堂」があり、お遍路巡りの方に出会うこともある。心おだやかに訪れ、水と緑が織りなす光景を心に刻みたい、大人向けの避暑スポットだ。

画像:五塔ノ滝

なお遊歩道を3.5kmほど南に下ると、「鳴淵ダム下流河川公園」がある。ここは水の流れがゆるやかで、子ども連れでの水遊びにおすすめ。
季節が進めば、紅葉の景色も楽しみな五塔ノ滝および篠栗耶馬渓一帯。秋のおでかけスポットとしても、今からチェックしておきたい。

【五塔ノ滝】
場所 糟屋郡篠栗町大字金出3244-9
(第七十番札所付近)
時間 なし
料金 なし
定休日 なし
お問合せ先 092-947-1217(篠栗町産業観光課)

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福岡県福岡市 本格中華を好きな場所で好きなだけ

ぱんだのゴハン

画像:ぱんだのゴハン
画像:ぱんだのゴハン
画像:ぱんだのゴハン
画像:ぱんだのゴハン

西新商店街から路地をちょっと入ったところ、白い建物にパンダをモチーフにした可愛い看板が目に入る。ヒルトン福岡シーホークをはじめ、福岡の中華料理の名店で腕を磨いてきた一村敏行さんが提供する中華惣菜をテイクアウトできるデリカテッセン。自宅で気軽に本格的な中華を楽しめるのだ。

黒酢酢豚や青椒肉絲など定番メニューはもちろん、常時40種類ほどの惣菜が店内に並ぶ。肉類はもちろん、野菜の味をしっかり感じることのできる糸島野菜など厳選された旬の食材がふんだんに使われている。一番人気の「博多もつ麻婆(820円・小520円)」は、豆腐の代わりに国産和牛もつを麻婆味で仕上げたもので、実に癖になる味わいだ。和牛もつのプリプリ感と辣油の風味がご飯にとても合う。

いろんな味を少しずつ楽しめる「日替わり弁当(800円)」も人気の一品。その他にも「マンゴー海老マヨ(640円)」など、一皿ごとに一村さんの素材を活かしたアイデアと技術が溢れる料理の数々で飽きさせない。

2階にはイートインのスペースもあり、ランチタイムには「麻辣ラム肉カレー(ラム肉カツ付き・1,280円)」や、好きなお惣菜に+280円で、ご飯とスープがセットになった定食を味わえる。また前日までに予約をすれば、3,500円ぐらいから予算に応じて一村さんが腕を振るう「おまかせコース」で料理を満喫することも。 おでかけの際に、好きな料理を購入して好きな場所で本格中華を楽しむのもオツなもの。

【ぱんだのゴハン】
場所 福岡県福岡市早良区西新5-1-22
時間 ・テイクアウト 10時30分~19時(売切れ次第終了)
・ランチ 11時30分~14時
・レストラン 14時~23時(要予約)
定休日 不定休
お問合せ先 092-287-5991

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福岡県北九州市 お城を望むシティホテル

小倉リーセントホテル文化と緑に囲まれてゆっくりステイ

小倉リーセントホテル
小倉リーセントホテル
小倉リーセントホテル

JR西小倉駅から徒歩約3分、緑ゆたかで閑静な環境にある。「八坂神社」や「小倉城」を擁する「勝山公園」、「北九州芸術劇場」や映画館のある「リバーウォーク北九州」までも徒歩5分程度の立地。小倉駅周りの繁華街からは少し離れるが、ビジネスはもちろん観光にも最適な4階建てのホテル。ゲストルームは3、4階で、ツイン、ダブル、シングル、和室など、利用スタイルに合わせて選べる全55室が用意されている。部屋には優しく外光が差し込み、シンプルながらも落ち着いた雰囲気で、全室に加湿空気清浄機を完備しているので、ゆったりプライベートタイムを過ごせる。

食事は地産地消にこだわり、レストラン「響-hibiki-」では、玄界灘・響灘産の鮮魚、九州産の野菜を中心に 四季折々の旬の食材を楽しむ会席料理をはじめとして、日本料理、西洋料理、中華料理と多彩、お昼のランチからディナー、宴席まで幅広く対応。小倉の郷土料理「じんだ煮」はもちろん、地元食材と手作りにこだわった朝ごはんを満喫できる。

近隣のさまざまなスポットや施設を訪れ、小倉小笠原藩の歴史や地元が生んだ文化を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみよう。

【小倉リーセントホテル】
場所 福岡県北九州市小倉北区大門1丁目1−17
チェックイン 15時
チェックアウト 10時
お問合せ先 093-581-5673

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アイコン 【福岡県北九州市】
「小倉リーセントホテル」無料宿泊券をペア3組6名さまにプレゼント!

小倉リーセントホテル
小倉リーセントホテル
小倉リーセントホテル
賞品内容 地元食材と手作りにこだわった朝ごはん付き1泊ペア宿泊
無料宿泊券 ※要予約
当選者数 ペア3組 6名さま
応募期間 2023年9月8日(金)~ 2023年9月25日(月)10:00まで
有効期限 2023年10月1日(日)~2024年3月30日(土)
除外日:2023年12月30日(土)~2024年1月3日(水)
備考 ※地元食材と手作りにこだわった朝ごはん付き1泊ペアでご利用いただけます。
※宿泊室はツインルームとなります。
※繁忙期間の場合はお取りできない場合もございます。
※宿泊税お一人様200円が別途必要になります。
※予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨お伝えください。

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小倉リーセントホテル お泊りコメント

JR西小倉駅の目の前で、小倉駅までも徒歩10分程度。ホテル前の「清張通り」を渡ると、緑に囲まれた「小倉城」「小倉城庭園」や「松本清張記念館」、「勝山公園」があり、紫川方面へ歩けばアーティスティックな複合施設「リバーウオーク北九州」と、歴史と文化の香りが立ち込めたエリアである。かつてはこのあたりの室町界隈が小倉の中心地だった。さらに紫川を渡れば、北九州の台所「旦過市場」。小倉の街を散策するにはうってつけの立地である。
サービスでは、地元食材をふんだんに使った朝食の評判が高い。玄海灘・響灘産「さわらの西京焼き」、いわしの小倉の郷土料理「じんだ煮」、山口県産長州鶏を使った「筑前煮」、福岡「明太子」など地産地消にこだわった料理の数々が並ぶ和定食で、山口県下関市の名産「彦島味噌」をブレンドした味噌汁と福岡県産米「元気つくし」の炊き立てご飯といただく。料理は時季により替わる事もあり、リピートの楽しみも。
朝食で地元パワーをカラダに溜めたら、チェックアウト時間まで勝山公園から紫川あたりを散歩。五感で小倉の街を感じ取ろう。

今回のスポットデータ

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菅生の滝

福岡県北九州市小倉南区大字道原
【TEL】093-951-1024
(小倉南区役所総務企画課)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kokuraminami/file_0072.html

五塔ノ滝

福岡県糟屋郡篠栗町大字金出3244-9(第七十番札所付近)
【TEL】092-947-1217
(篠栗町産業観光課)
https://www.town.sasaguri.fukuoka.jp/soshiki/sangyo/1/1/1435.html#h_idx_iw_flex_1_1

ぱんだのゴハン

福岡県福岡市早良区西新5-1-22
【TEL】092-287-5991
https://www.instagram.com/pannda_gohann

小倉リーセントホテル

福岡県北九州市小倉北区大門1丁目1−17
【TEL】093-581-5673
  https://kokura-recenthotel.jp/