九州のおでかけ情報 2023.7

今月は長崎県
プチ穴場を楽しむ大人の休日

画像:プチ穴場を楽しむ大人の休日

今月は長崎県の西海市・佐世保市にフォーカス。巨大テーマパークで有名だが、知る人ぞ知る大人のスポットも魅力的なエリアだ。全国でも珍しい「音」を題材にした音浴博物館はなんと15万枚のレコードが原則聞き放題。レトロな雰囲気もあいまって時間を忘れさせてくれるまさに「音浴施設」。また、九十九島のきらめく海を体感できる水族館もおススメだ。ゆっくり過ごす休日の夜に最高な夜景のホテル、地域に密着したオリジナルのスパイスカレーを味わえるカフェもご紹介。

※記事は2023年7月14日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。

自然の美しさに囲まれ、懐かしい時を思い出す長崎県 西海市・佐世保市

きっと何かを感じるスポットを紹介!
九十九島の海が再現された水族館で幻想的なクラゲに癒され、昭和のあの時代にタイムスリップした空間に身をおけば、何かを思い出すことでしょう。

全身で浴びるアナログの音

音浴博物館

画像:音浴博物館

西彼杵半島の静かな森の中、昭和32年に開校した小学校が同51年に廃校となった後、昭和55年から平成7年までは日本赤十字社の難民救援施設として運用されていた木造校舎跡を利用した“音浴”の館。その名のとおり、アナログのレコードを聴きながら、時を忘れ、音楽を心と全身で感じる癒しの空間だ。

画像:音浴博物館

16万枚のSP、LP、EPなどのレコードコレクションをメインに、エジソン蝋管式蓄音機やジュークボックス、年代物のスピーカーやアンプなどオーディオ機器が所蔵・展示されている。また時代を彩った家電などの生活用品、戦前・戦後、高度成長期の日本を記した貴重な雑誌や書籍などに囲まれ、まさにレコードの時代〝昭和〟を体感する空間である。

画像:音浴博物館

レコードはすべてプレイ可能。使用するのは「Technics」「JBL」など世界的ブランドの機器で、最新鋭のものから往年の名機までさまざま。音楽の好みにあわせスピーカーを選択、レコードに針を落とし空気の振動とともに発せられるふくよかなアナログの音に存分に浸ろう。

画像:音浴博物館

レコードは接触媒体なので、聴けば聴くほど擦れていく、厳密に言えばまったく同じ音での再現は無い。中村館長の言う「一期一会の儚さ」がレコードにはある。携帯電話の電波も届かないロストワールド的空間で、アナログの音を全身に浴びるひとときを過ごしてはいかがだろう。きっと心のどこかに眠る懐かしい情景が目の前に広がるはずだ。

【音浴博物館】
場所 長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80
時間 10時〜18時(最終入館17時)
定休日 木曜(祝日の場合は営業し翌平日休館)
料金 大人850円、小・中学生400円、
小学生未満無料(保護者同伴)
お問合せ先 0959-37-0222

九十九島の海をもっと知る体感施設

九十九島水族館海きらら

画像:九十九島水族館海きらら

長崎県西部に連なる複雑に入り組んだリアス海岸と大小208の島々からなる九十九島(くじゅうくしま)は西海国立公園に指定された風光明媚な景勝地。その複雑な地形は、多くの生命を育み、魚以外の生きものの種類や数が多いことも確認されている。そんな九十九島の多様性に満ちた海を再現した地域密着型の水族館が「九十九島水族館海きらら」だ。

画像:九十九島水族館海きらら

遊覧船、マリンレジャー、グルメなど、さまざまな角度から九十九島の魅力を体感できる「九十九島パールシーリゾート」のメイン施設。370種16,000個体が大小さまざまな水槽で展示されている。

画像:九十九島水族館海きらら

メインの「九十九島湾大水槽」では、沖合から沿岸までの自然環境の変化と生きものが再現され、回廊を回りながら、その様子をつぶさに観察できる。「クラゲシンフォニードーム」は西日本最大級のクラゲ展示コーナーで、幻想的なクラゲの展示とともに、光と音楽、優雅に泳ぐクラゲの映像が織りなす癒しのシンフォニーを体感。

画像:九十九島水族館海きらら

またイルカ同士のジャンピングキャッチボールなどイルカの知能や運動能力を紹介するプログラムや、飼育スタッフの解説を聞きながらエサやりの様子を見学したり、アコヤ貝から真珠を取り出す体験(1回650円)など、生きものたちをより身近に感じるプログラムも用意されている。

【九十九島水族館海きらら】
場所 長崎県佐世保市鹿子前町1008
時間 3月〜10月9時〜18時(最終入館17時30分)/11月〜2月9時〜17時(最終入館16時30分)
定休日 年中無休
料金 大人(高校生以上)1,470円、
小人(4歳~中学生)730円、3歳以下無料
お問合せ先 0956-28-4187

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西海市 地元の食材を香り豊かにいただく

ゆったりした自然とスパイスの香りで癒される ゆきや スパイスカレーmaru_tamo

画像:ゆきや スパイスカレーmaru_tamo
画像:ゆきや スパイスカレーmaru_tamo
画像:ゆきや スパイスカレーmaru_tamo

海・山・川がコンパクトに揃った自然と、どこか懐かしい雰囲気に満ちあふれる雪浦。古民家が立ち並ぶ集落のほぼ中心にある雪浦の集いの場所「ゆきや」は、元々よろず屋だった古民家を改修した建物だ。

ここで、30年余りの関東での生活から故郷に戻った店主・井手保さんが提供してくれるのは、長崎県産や雪浦で捕れた魚介類など地元にこだわった食材を使うスパイスカレー。数種の副菜とともに供される「鶏軟骨ドライキーマ(1,000円)」を基本に、「ポークビンダルー」、「バターチキン」、「イカ墨シーフード」など、週替わりで2種類のカレーがメニューに上がる。

人気は2種のカレーを味わえる「あいがけ(1,300円)」。他にも「つがね(モクズガニ)」など季節に応じて地元の旬食材を使ったもの、長崎県が誇るあごだしや地元の「川添酢蔵」のお酢を使ったものと、地元愛にあふれるオリジナルなスパイスカレーと出会える。

また井手さんはカレー作りの基本とも言えるタマネギも無農薬で自家栽培しており、今年からは血糖値の上昇を抑え食感もさらりとしていてカレーによく合う高アミロース米の耕作に挑戦。今後はハーブ類なども栽培したいとのこと。豊かな自然と、絶妙に絡み合うスパイスの香りに包まれて、雪浦が育んだヘルシーな癒しの食に触れてみよう。

【スパイスカレーmaru_tamo】
場所 長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1241
時間 木・金曜11時~15時
土・日曜・祝日11時~15時、17時~22時(夜営業は要予約)
定休日 月〜水曜(祝日は営業)
お問合せ先 0959-33-9463

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長崎県佐世保市 ホテルフラッグス九十九島

ホテルフラッグス九十九島 自然が織りなす色彩に包まれたリゾートステイ

ホテルフラッグス九十九島
ホテルフラッグス九十九島
ホテルフラッグス九十九島

名勝・九十九島を擁する西海国立公園の中に位置し、静かな環境と海の幸を使った美味しい料理を味わえるリゾートホテル。また「九十九島水族館海きらら」や「九十九島遊覧船パールクイーン」まで徒歩5分という立地で、九十九島を中心にした佐世保観光の拠点として利用するのに最適。

客室は旅のスタイルに合わせて選べる6タイプで全67室が用意され、窓の外には国立公園の深い緑が広がる。レストランは2つ。スタイリッシュなオープンテラスのレストラン「THE ONE」は、地元食材を中心に地中海のエッセンスを取り入れたイタリアン。人気メニューのピザは、キッチンに備え付けられた石窯で焼き上げてすぐにテーブルへ提供される。

和食は美意識の高い創作日本料理をいただける「九十九島 竹彩」(完全予約制)、九十九島産をはじめ九州各地から取り寄せられた旬素材を最高の調理法で提供。鉄板焼きのコーナーもあり、食材の美味しさを最大限に引き出す絶妙な焼きで味わえる。

宿泊客の評価が高い朝食は、長崎のご当地食材を和・洋・中で愉しめるビュッフェスタイル。日本百景にも選ばれた美しい自然の光景のすぐそばで、落ち着いたステイをリゾート気分で。

【ホテルフラッグス九十九島】
場所 長崎県佐世保市鹿子前町740
チェックイン 15時
チェックアウト 10時
お問合せ先 0956-28-2111

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アイコン 【長崎県佐世保市】
「ホテルフラッグス九十九島」無料宿泊券をペア3組6名さまにプレゼント!

霧島温泉 旅行人山荘
霧島温泉 旅行人山荘
霧島温泉 旅行人山荘
賞品内容 1泊2日<朝食付>長崎グルメ満載!<和・洋・中>多彩な朝食ブッフェ
無料宿泊券 ※要予約
当選者数 ペア3組 6名さま
応募期間 2023年7月14日(金)~ 2023年7月31日(月)10:00まで
有効期限 2023年8月1日(火)~2024年8月1日(木)
除外日:2023年12月31日(日)~2024年1月1日(月) ※満室の場合はお取り出来ない事がございます。
備考 ※予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨をお伝えください。
※2023年秋より当館改装予定のため、秋頃に予約希望のお客さまに関しましては、予約前にお電話にてご連絡ください。

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ホテルフラッグス九十九島 お泊りコメント

佐世保港、JR佐世保駅から、時間帯にもよるが車で約10分程度。「ハウステンボス」までも約25分。九十九島観光の拠点「九十九島パールシーリゾート」は施設の目の前。名称は変更したものの50年あまりの間、佐世保観光の拠点として多くの人に愛されてきたホテルだ。施設の周りには西海国立公園の森が広がり、残念ながら客室からは九十九島を眺めることはできないが、外に出て海沿いを散歩すれば、朝夕の光に照らされた美しい光景を目の当たりすることができる。
ロビーのラウンジでは、宿泊客は無料でソフトドリンクサーバーを利用でき、また金曜・土曜の夜はジャズ演奏が行われ特別な空間となる。大浴場では、平戸温泉から運ばれた湯を楽しめる。昼間の疲れを温泉でゆったりと癒せるのはうれしいポイント。
朝食は水辺のテラスや、朝陽が差し込む店内で。手延べパスタに地中海風トマトソースが絡んだスパゲッティー、あごだしの風味が豊かな「五島うどん」、地元野菜と魚介がたっぷりの「長崎皿うどん」など郷土料理などが数々並ぶグルメなビュッフェで好きなだけ。注文してから本格石窯で仕上げるパンは香ばしい焼きたて。口コミなどで朝食の評価が高いのも、うなずける。リゾート気分に浸りながら爽やかな朝を過ごそう。

今回のスポットデータ

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音浴博物館

長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80
【TEL】0959-37-0222
https://onyoku.org/

九十九島水族館海きらら

長崎県佐世保市鹿子前町1008
【TEL】0956-28-4187
https://www.umikirara.jp/

スパイスカレーmaru_tamo(ゆきや)

長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1241
【TEL】0959-33-9463
https://yukinoura.net/yukiya/

ホテルフラッグス九十九島

長崎県佐世保市鹿子前町740
【TEL】0956-28-2111
https://flags99.jp/