Vol.2 ワインのテイスティングを求められたら?

本格的なレストランでワインを頼むと、ソムリエからテイスティングを求められます。
「ソムリエからの問いかけに何と返事すれば良い?」「味の感想を言わないといけない?」「好みの味でなかったら違うワインに変えてもらえる?」など、テイスティングに関するご質問をよく受けます。『テイスティングの6つのステップ』をご紹介いたしますので、ぜひご参考ください。

レストランのワインテイスティングは「ホストテイスティング」とも呼ばれています。テイスティングする人は、そのテーブルのホスト。デートであればエスコートしている男性が行います。

  1. 1.ラベルの確認(注文したものかどうか)
  2. 2.ワインが注がれる(グラスに手は添えない)
  3. 3.少し光にかざし、色を見る(濁りや異物が入っていないかチェック)
  4. 4.香りを嗅ぐ(1回目は揺らさずそのまま嗅ぐ、2回目はスワリングした後に嗅ぐ)
     ※スワリング・・・軽くグラスを回して空気を含ませること
  5. 5.味をみる(一口含み、舌の上で転がすように味わう)
  6. 6.了解する(カビ臭くない、コルクが入っていないことを確認)

「スワリングする際はどのように回せば良いのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、グラスをテーブルに置くと安定して回せます。利き手が右手なら反時計回り、左手なら時計回りに動かすのが基本と言われています。

テイスティングをして異常はないけれど味が好みでない場合、「やっぱり他のワインにします」と言って良いのでしょうか?残念ながら、それは出来ません。テイスティングで確認するのは異常の有無であって、好き嫌いではないからです。テイスティングの結果、問題が無ければソムリエに「大丈夫です」や「これでお願いします」と伝えると、同席者に注いでくれます。
コルクが混ざっていた場合はその旨を、カビ臭さが気になった場合は「これはこういう香りのものですか?」と遠慮をせずにソムリエに伝えて構いません。

ゲストのためにもスマートなテイスティングで、お食事とワインをお楽しみください。

経営者コンサルタント 高山 友紀子

高山 友紀子

プロフィール
私立明治学園小・中・高等学校、福岡女学院大学卒業。
大学卒業後10年以上にわたり、九州電力をはじめ福岡地場企業にて役員秘書、ITベンチャー企業で社長秘書兼総務部長として勤務。その経験を活かし、2020年に合同会社Office Fierte(オフィス フィエルテ)を設立。法人向けにオンライン秘書サービスや企業研修(新入社員研修、管理職研修、コミュニケーション研修、接遇研修など)、個人向けにパーソナルプロデュース(見た目、立ち居振る舞い、話し方のマンツーマンでのトータルプロデュース)を提供している。特に、就活生、婚活者、営業職、経営者、子供をお受験させる保護者など、福岡県内外からパーソナルプロデュースの依頼が絶えず、数ヵ月先まで予約が埋まっている。

福岡アナウンススクールアナウンサー受験講座終了。
NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師。
NPO法人日本サービスマナー協会接客サービスマナー検定認定校。

https://www.office-fierte.com/
https://www.instagram.com/office_fierte/

一覧へもどる