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九州のおでかけ情報 2025.09

今月は大分県 宮崎県 佐賀県
個性いろいろ、九州の道の駅特集

画像:個性いろいろ、九州の道の駅特集

海あり山ありの九州には、個性豊かな「道の駅」がいっぱい。地元の名産品や観光名所へ気軽にアクセスでき、ドライブ休憩にも最適の「道の駅」は、秋のおでかけのスタートにぴったりです。これまでは特産品販売や簡単な食事の提供が主でしたが、地域の特色を最大限に活かし、その良さを伝えるためユニークなサービスを展開するスタイルの「道の駅」が次々と誕生しています。その中からとっておきの3件を紹介!

※記事は2025年9月9日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。

大分県大分市 宮崎県都城市 佐賀県上峰町地域に根ざした最新スタイルの道の駅

きらめく海を眺めながらひと息

道の駅たのうらら

画像:道の駅たのうらら
画像:道の駅たのうらら
画像:道の駅たのうらら
画像:道の駅たのうらら

国道10号線の海岸線・別大国道に面した、別府市と大分市のほぼ中間、大分市への玄関口となる田ノ浦ビーチの近くに位置する2024年7月にオープンした道の駅です。
24時間利用できる駐車場および屋外トイレ等はもちろん、かつて別府大分間を走っていた大分交通別大線の路面電車を常設した「歴史文化コーナー」や誰でも自由に弾くことができるグランドピアノが配置された「おとの聴こえる広場」、「音楽スタジオ」など、ここにしかない魅力がたくさん詰まった施設になっています。

物販施設「たのうら市場」では、季節ごとに旬の野菜や果物、鮮魚など地元食材を中心とした生鮮食品、加工品が販売されています。さらに「芋屋金風」ではオリジナルの芋ケンピやドリンク、季節のスイーツを販売しており、屋外テラスで穏やかな別府湾の海を眺めながらゆったりと楽しめます。
2階の飲食スペースでは、地元の山海の食材を活かした大分名物がメニューに並んでいます。とり天、だんご汁、にら豚等の定食、大分市産のニラを使用した桝元辛麺も大人気。佐伯米水津から直送の生しらす丼や旬の魚を使ったりゅうきゅうなどの海鮮丼も味わえます。

別大国道は、日本風景街道に指定されているほか、別府湾岸・国東半島サイクルルートとして設定されているので、サイクリスト、ランナーが安心して立ち寄れるよう、シャワーブース(コイン投入式料金 100円/3分)や自転車のメンテナンススペースなども完備されています。広々とした駐車場や付帯設備を備えた、二輪車で旅する人たちにも大きな味方になる道の駅です。

【道の駅たのうらら】
場所 大分市大字神崎字梶原1228-9
時間 物販施設 9時〜18時
飲食スペース 11時〜21時(LO.20時30分)
定休日 なし
お問合せ先 097-529-7301

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〝肉と焼酎のふるさと〟都城の魅力を発信

「道の駅」都城NiQLL(ニクル)

画像:都城ニクル
画像:都城ニクル
画像:都城ニクル
画像:都城ニクル

施設の中心となる直売所はスタイリッシュで広く、肉と焼酎をはじめ、地元の生産者が愛情込めて育てた新鮮な農産物や加工品が一堂に集まっています。
「宮崎牛」をはじめ、自然の恵みの中で大切に育てられた豚や鶏。
精肉コーナーには、清らかな水と良質な飼料が育んだお肉が、定番から希少部位まで勢ぞろい。 ここを目当てに訪れても、きっと満足できるはずです。

4つのカフェとレストランがあり、カフェではハンバーガーなどカジュアルな定番肉料理に加え、個性豊かな地元4蔵の焼酎はもちろんニクルオリジナル焼酎の飲み比べで、新たな焼酎のスタイルを発見できます。ほかにも旬のフルーツを使用したスイーツや、糖度50度以上の焼き芋や焼き芋スイーツなども用意しています。
レストランでは、宮崎牛100%使用の「ハンバーグ」、宮崎のご当地グルメ「チキン南蛮」など肉をメインとしたメニューが並び、都城グルメを堪能できます。さらに施設として燻製室を併設した「キッチンスタジオ」も設けられ、本格的な「オリジナル燻製」を作ることができます。

また、木の温かみあふれる空間の「木のゆうぐ広場」は、地元産材を使用したすべり台などの遊具や絵本コーナーを備えた遊び場で、子どもに優しい広場になっています。屋外の屋根付きのイベント広場ではマルシェなどさまざまなイベントを展開し、毎月第3土曜には「朝市」(9時〜12時)が開催されています。
その他にも「多目的室」ではさまざまな講座が開催され、「買いニクル」「食べニクル」「遊びニクル」「学びニクル」場所として、都城の魅力がギュッと集約された道の駅です。

【「道の駅」都城NiQLL(ニクル)】
場所 宮崎県都城市都北町5225-1
時間 9時〜19時
※店舗により営業時間が異なります
定休日 1月1日と1月・4月・7月・10月の第3月曜
(祝日等と重なる場合は、翌平日)
お問合せ先 0986-38-5529

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ここから佐賀に新しい風が吹く

道の駅かみみね

画像:道の駅かみみね
画像:道の駅かみみね
画像:道の駅かみみね
画像:道の駅かみみね

長崎街道(国道34号)沿い、上峰町の中心市街地再開発エリア「カゼマチ」に立地し、佐賀県で11番目となる最新の「道の駅」です。「カゼマチ」には集合住宅や学校などさまざまな施設が建設される予定で、第1弾として「道の駅かみみね」が2025年4月に開業しました。
県内で最大級の広さを誇る直売所には、新鮮な農作物や精肉、魅力的な飲食店が並び、通路も広いので車イスの方も余裕を持って買い物ができます。広々とした駐車場に、24時間利用可能なトイレやバリアフリー設備、授乳室なども整い、多くの人が快適に利用できる空間となっています。

施設内外には14店鋪のテナントが出店。フードコートでは、本場インドカレー、地元産素材にこだわったうどん、海鮮丼、農家さんが提供するハンバーグランチなどバラエティ豊かに食を楽しめます。
その他にも佐賀・福岡で人気のフルーツを使ったスイーツ店、ふるさと納税で人気のエビフライを使ったテイクアウト専門店、焼きたてパン、コーヒーとワッフル、手作りお惣菜、作りたて豆腐などのショップが並びます。

「有明のり」や「佐賀プリン」など、佐賀にこだわった特産品を集めたコーナーも充実しています。さらに出店者・生産者たちとのコラボで、佐賀の魅力が詰まった「かみみね」発のブランド開発などをしていくそうで、今後も楽しみな施設です。
また、商品紹介の英語版ポップは地元の中学生たちが制作しています。「これからの佐賀を担う若い生産者たちが、将来に向けて新たな展開を望めるきっかけ作り、起爆剤に」と山﨑駅長。きっと佐賀に新しい風を吹かせる拠点となることでしょう。

【道の駅かみみね】
場所 佐賀県三養基郡上峰町坊所1550-3
時間 9時〜18時
※店舗により営業時間が異なります
定休日 第2水曜
お問合せ先 0952-60-8855

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大分県日田市歴史のまちでゆるりと気ままに

ホテル風早

画像:ホテル風早
画像:ホテル風早
画像:ホテル風早
画像:ホテル風早

多くの観光客で賑わう道の駅を訪れたあとは、喧騒を離れた隠れ家宿でお泊りはいかがでしょうか?ホテル風早は江戸時代の面影残る日本遺産認定・歴史の町、大分県日田市の豆田町に佇む全6室の隠れ宿です。和のセンスに「きれい侘び」のしつらえを添え、心がゆるんでいくような、静かな空間でゆるやかで落ち着いた時間を過ごす事ができます。

総数寄屋造りの建物には地元の素材、日田杉や日田の土が使われ、随所に和建築の粋が詰まっています。客室は障子窓を配し和の風情を取り入れたツインルームの洋室、通常のツインルームに6畳の畳の間をあわせ、洋と和の趣を兼ね備えた和洋室、そして落ち着いた室内装飾と木造りの浴槽を備える特別室の3タイプ。いずれも、部屋ごとに大浴場を貸切り利用できます。水当たりが軟らかく肌に潤いを与える軟水の、大山産ハーブ入りラジウム温泉でゆっくりと1日の疲れを流しましょう。

夕食は、敷地内の石畳の奥、築200年を超える酒蔵を改装した和の雰囲気漂うレストラン「欧風懐石 秋子想(ときこそう)」で欧風のコース料理に舌鼓を打ってください。歴史ある空間で、往時の雰囲気にひたりながら、季節の彩りと料理人の技が込められた一皿一皿を楽しみましょう。朝食は、館内の朝食堂で日田産のお米、老舗120年の蔵元味噌使用のお味噌汁など1日に必要な栄養品目数を補うことのできる内容のお惣菜の数々を味わえます。

ホテルを出るとすぐに町なみを散策できるロケーションの良さも魅力のひとつ。ふらりとホテルを出れば、歴史的な町並みを歩きながら、おいしいスイーツや、素敵な小物と出会えます。かつての天領・日田を感じながら、ゆったりとした時間が流れる旅のひとときを楽しんでください。

【ホテル風早】
場所 大分県日田市豆田町8-25
チェックイン 15時30分
チェックアウト 11時30分
お問合せ先 0973-22-2113

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アイコン 【大分県日田市】
「ホテル風早 1泊2食付き無料宿泊券をペア1組2名さまにプレゼント!」

画像:ホテル風早
画像:ホテル風早
画像:ホテル風早
賞品内容

ホテル風早 「築200年蔵でいただく懐石フレンチと無添加朝餉プラン(1泊2食付)宿泊券」

ご夕食は、築200年の蔵を改装したレストランにてご提供。日田の山海の恵みを、和懐石の繊細さとフレンチの華やかさで仕立てたコース料理をご堪能いただきます。季節ごとに変わる地産地消のメニューは、まさにこの土地ならではの贅沢な味わい。ご朝食は、体にやさしい完全無添加の和朝食膳。お漬物に至るまで全て手作りし、一日の始まりに必要な栄養をしっかりと摂れる、滋味豊かな内容です。
さらに、夜はホテル内のラウンジルームをご自由にご利用いただけます。お好きなお酒をお持ち込みいただき、静かな夜の時間を思い思いにお過ごしください。江戸の趣を残す町並みで往事の雰囲気に浸りながら、心と体を整える特別なひとときをお楽しみ頂ければ幸いです。

当選者数 ペア1組2名さま
応募期間 2025年9月9日(火)~9月29日(月)
有効期限 2025年10月1日(水)~2026年9月30日(水)
除外日 年末年始(2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土))
GW期間(2026年4月29日(水)~5月5日(火))
お盆期間(2026年8月13日(木)~8月16日(日))
※詳細はご予約時にお問合せください。
備考 ※予約時に、BBIQ・QTモバイル読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨をお伝えください。
※宿泊予定の一週間前までに事前の予約をお願いいたします。

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ホテル風早 お泊りコメント

かつて天領として栄えた日田の町の中でも、今なお往時の町並みが残る豆田町の歴史的な町並みに溶け込むように佇む数寄屋造りのホテルです。「欧風懐石 秋子想(ときこそう)」として使用している建物は、文化年間の1813年に酒蔵として建てられたもので、約30年前にその蔵を大改装しレストランとして開業しました。
「秋子想」の名前は、日田の有名な儒学者「廣瀬淡窓(ひろせたんそう)」の妹として後世に名を残した「廣瀬秋子(ひろせときこ)」から。秋子は、病弱だった兄を自らの命に代えても守ろうと祈願し、大病を患ったときは、数年の間1日も休まず看病をしたと言われます。その秋子を想う気持ちこめて店名に。
夕食は、地元でふんだんに採れる新鮮野菜に、玄海灘や豊前海等、近隣の海の恵みをとりまぜ、季節の彩りにあふれたお箸でいただく欧風懐石のフルコース料理。山林から湧き出た清らかな水で丁寧にとった和出汁を起点とした和フレンチを楽しめます。
朝食のメインは、宿泊客それぞれの朝食時間に合わせて炊きあげられた「炊き立てのごはん」。そしてそのご飯に合わせるお供も、地元の食材を中心としたこだわりのもの。古くより「水郷日田」として知られているこの地の清らかな水が生み出す味覚の数々を味わいましょう。
大きな書棚を背に、静かな時間の流れるラウンジがあります。食後のコーヒーを片手に読書をしたり、物思いにふけったり……過度のサービスは控えられていて、宿泊客の思いのままに時間を過ごすことができるホテルです。

今回のスポットデータ

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mapアイコン 道の駅たのうらら

大分県大分市大字神崎字梶原1228-9
【TEL】097-529-7301
https://www.tanourara.jp/

画像:mapアイコン 道の駅都城NiQLL

宮崎県都城市都北町5225-1
【TEL】0986-38-5529
https://coconiqll.co.jp/

画像:mapアイコン 道の駅かみみね

佐賀県三養基郡上峰町坊所1550-3
【TEL】0952-60-8855
https://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/kamimine/kamimine.html

画像:mapアイコン ホテル風早

大分県日田市豆田町8-25
【TEL】0973-22-2113
https://tokikoso.com/hotel