保護者の方へ
オンラインショッピングの仕組みをよく理解していない子どもが、勝手に商品を注文してしまったり、どうしても欲しくなって親のクレジットカードを勝手に使って買い物をしてしまったりすることのないよう、十分注意してください。「子どものやったことだから」という言い訳は通用しません。子どもがオンラインショッピングにアクセスして勝手に商品を注文してしまった場合でも、親はその責任をとらなければなりません。
オンラインショップのウェブページには、子どもにとっても魅力的な商品がたくさん紹介されています。また、自宅にいながらウェブページから買い物ができるオンラインショッピングはとても便利です。しかし、まだまだトラブルが多いのが現状です。代金を支払ったのに品物が届かなかったり、自分が購入したと思っていたものとはまったく違う商品が届いたりする事例が多く見られます。
子どもから相談を受けて、買ってもよいと判断した場合でも、親の管理下で購入手続きさせるか、子どもに代わって購入手続きをとるかのどちらかにしましょう。子どもだけでオンラインショッピングを利用させてはいけません。
オンラインショップで買い物をするときには、下記の点を十分に留意するようにしてください。
- ・安心できるショップかどうか確認する。
- ・購入前に、代金の支払方法、商品の受取方法、返品や交換方法などの販売条件を確認する。
- ・購入申しこみ時に、個人情報がどのように扱われるのか確認する。
- ・注文画面や注文内容確認メールを保存しておく。
- ・操作ミスによって、買いたいものの内容や数量を間違って注文してしまった場合は、「その注文は操作ミスによるもので、無効です」と主張できる可能性があることを覚えておく(電子消費者契約法)。
- ・通信販売として分類されるオンラインショッピングには、「クーリングオフ制度」はないこと。その代わりになるものが、それぞれのオンラインショップによる「返品特約」なので、特約を設けているか、その内容はどうなっているかを確認する(返品特約を設けていないところもあるので注意)。
なお、オンラインショッピングを利用してトラブルに巻き込まれたら、最寄りの消費生活センターや、(社)日本通信販売協会の相談窓口に相談するようにしてください。