3章 電子メール

メールをやり取りするときの約束ごとについて、紹介します。

3.1 電子メールの受信確認(じゅしんかくにん)

メールがとどいているかどうか、定期的に確かめる習慣をつけましょう。メールボックスがあふれたり、メールの保管日数をこえたりすると、メールが受け取れなくなりますので注意しましょう。

メールの受取り方や送り方がわからない場合は、お父さんやお母さん、学校の先生などに教えてもらいましょう。

3.2 電子メールの書き方

メールを受け取る相手の気持ちを考え、十分に言葉を考えて書くようにしましょう。知らない人にはじめてメールを出すときは、ていねいな言葉を使って、自己紹介(じこしょうかい)からはじめましょう。

電子メールの書き方

言いたいことがきちんと伝わるように、要点をしぼって、わかりやすくまとめるようにしましょう。

乱暴(らんぼう)な言葉、きたない言葉、相手を傷つけるような言葉は使わないようにしましょう。

じょうだんのつもりでもウソの内容のメールを送ってはいけません。また、出どころのはっきりしないウワサ話を本当のことのように書いて送ってもいけません。

メールの本文は、段落(だんらく)ごとに1行あける、文章の区切りのよいところで改行するなど、相手がパソコンの画面上で読みやすいように、書き方を工夫しましょう。

メールを引用するときは、引用部分が長くなりすぎないように注意しましょう。また、引用する内容を勝手に書きかえてはいけません。

連絡先(れんらくさき)としては、自分の名前とメールアドレスを書くようにしましょう。住所や電話番号を相手に知らせる必要がある場合は、お父さんやお母さん、学校の先生などに相談し、許可を得てください。

メールを出す前に、念のためもう一度読み返して、言葉の使い方がだいじょうぶか、読みやすくなっているかを確かめましょう。

3.3 内容が一目でわかる件名をつける

メールには、内容が一目でわかるような件名をつけましょう。

3.4 あて先の確認

メールを送る前に、あて先がまちがっていないか、よく確かめるようにしましょう。メールのあて先(メールアドレス)が1文字でもちがっていると、メールを送りたい相手にとどきません。

同時に複数の人にメールを出す場合は、送り先をまちがえないよう、十分に注意しましょう。また、複数の人あてに送られたメールを受け取ったときには、返信するあて先にはとくに注意しましょう。

3.5 ファイルを添付(てんぷ)するときの注意

写真やイラストなどの画像ファイルを「添付(てんぷ)」という機能を利用して送ることができます。ただし、添付したファイルを見ることができるソフトウェアを相手が持っていない場合、相手は添付ファイルの中身を見ることができません。

写真やイラストなど、サイズの大きなファイルをメールに添付して送るときは、相手がそのファイルを受け取ることができるかどうかを、あらかじめ確かめてから送りましょう。

3.6 電子メールを送るときの注意

メールは、HTML形式でなく、なるべくテキスト形式で送信するようにしましょう。

友だちなど他の人の名前を勝手に使ってメールを出してはいけません。たとえ、いたずらのつもりでも、やってはいけません。

深夜や早朝に携帯電話(けいたいでんわ)にメールを送信すると、着信音が迷惑(めいわく)になることがあるので、注意しましょう。

3.7 返事がおそくてもおこらない

送信したメールに対する返事がすぐに来ないからといって、イライラしたりおこったりしてはいけません。

3.8 電子メールは公開しない

自分あてにとどいたメールは、多くのひとに公開されているけいじ板やウェブページなどに、勝手にのせてはいけません。

3.9 電子メール爆弾(ばくだん)を送らない

一人の人に何百通もの意味のないメールを送ったり、大きなサイズのファイルを添付(てんぷ)した何十通ものメールを一度に送ったりしてはいけません。「メール爆弾」と呼ばれる迷惑(めいわく)メールとなります。

3.10 イヤなメールを受け取ったら?

友だちからのメールを読んでイヤな気分になったとしても、言い返すような内容の返事を出してはいけません。また、イヤな内容のメールへ返事を書いてしまったら、すぐには出さず、時間をおいて読み直してみましょう。

知らない人から不ゆかいなメールがきたら、絶対に返事をしてはいけません。不安を感じたら、お父さんやお母さん、学校の先生などに相談しましょう。

3.11 チェーンメールやデマメールに注意

「このメールをできるだけたくさんの人に送ってください」などと書かれた「チェーンメール」は、どんな内容のものでも転送せずに無視(むし)してください。チェーンメールかどうかわからなかったら、お父さんやお母さん、学校の先生などに相談しましょう。

一見本当のように思えるが実はウソの情報が書かれている「デマメール」も、チェーンメールの一種です。転送せずに無視(むし)してください。デマメールかどうかわからなかったら、お父さんやお母さん、学校の先生などに相談しましょう。

3.12 広告メールや勧誘(かんゆう)メールに注意

一方的に送りつけられる広告メールや、サークルやイベントなどへの勧誘メールは、無視しましょう。「このメールが不要な方は、件名らんに受信拒否(じゅしんきょひ)と書いて返信してください」などと書いてあっても、けっして返信してはいけません。

利用した覚えがない架空(かくう)のインターネット利用料金の請求(せいきゅう)などがとどいた場合、利用していなければまったく払う必要はありません。このような架空請求メールを受け取ったとき、あるいは、いやがらせや脅迫(きょうはく)的な内容のメールを受け取ったときは、必ずお父さんやお母さん、学校の先生などに相談しましょう。

3.13 ウイルスメールに注意

知らない人からとどいたメールの添付(てんぷ)ファイルは、けっして開いてはいけません。無視(むし)して削除(さくじょ)しましょう。友だちからのメールでも、件名や添付ファイルの名前がアルファベットで書かれているような場合は、いきなり開いてはいけません。コンピューターウイルスの可能性がありますので、お父さんやお母さん、学校の先生などに相談して、安全だとわかってから開くようにしましょう。

広告メールや勧誘(かんゆう)メールに書かれているURLはクリックしてはいけません。コンピューターウイルスが潜(ひそ)むプログラムのダウンロードがはじまったり、不適切な内容が表示されるページだったりする可能性があります。

コンピュータの画面に「ウイルスを発見しました」というメッセージが表示されたら、お父さんやお母さん、学校の先生などに知らせて、対応してもらいましょう。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。
そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

page_top